東京都内のお墓・霊園・寺院墓地情報の紹介
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妙善寺は、東京都港区西麻布にある、日蓮宗の寺院です。六本木ヒルズに隣接している日蓮宗妙善寺墓地へのお墓参りは、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木駅」から徒歩5分と便利です。
妙善寺は、寛永四年(1627)に、紀州藩御附家老三浦長門守為春公が大本山小湊誕生寺第20世興善院日為上人を開山として創立されたお寺で、為春公の妹君は、徳川家康公のご側室養珠院お萬の方であります。為春公は文武両道に卓越したかたであり、妙善寺では、法要説教、茶会、歌会、書画会、碁会等が催され、中でも碁の井上因碩家元の碁会が徳川時代を通じて常設されておりました。
一名“麻布の碁寺”とも称されておりました。
妙善寺には護身・得財・戦勝を祈る摩利支天様が奉安され、江戸時代に編集された『日本名所図解全集東都歳事記』に<麻布桜田町妙善寺・摩利支天祭>と記され、縁日が盛大に催されたと伝えられております。また、墓地には井上因碩家歴代が埋葬されており、揚心古流師範・江上司馬之助武経の墓と、戯作者で『大違宝船』『大悲千縁本』等の黄表紙本の著者であり、大蔵流狂言師でもあった芝全交の墓も残されています。