2018/8/27 投稿
縄文の美と秋の気配
上野の東京国立博物館で開催されている特別展「縄文―1万年の美の鼓動」に行ってまいりました。
縄文時代の遺跡は、日本各地でこれまでに9万件以上確認いるそうですが、国宝はたったの6点のみ。
その国宝6点が初めて集結したとても貴重な展示を拝見することができました。
国宝の土偶には「縄文の女神」「仮面の女神」「縄文のビーナス」などの名前が付けられおります。安産や子孫繁栄を祈るために作られたと考えられるものや、死者への鎮魂と再生を祈るために埋納されたものまで、その込められた意味は様々ですが、家族や仲間を思いやり、故人を悼む気持ちは、太古の昔も今も変わらないということに感動いたしました。
生活の道具として作られた土器にも細部まで装飾が施されており、岡本太郎の創作にも影響を与えたというその造形美に目を奪われました。
※館内は撮影禁止でしたが、こんな撮影スポットが用意されていました。
厳しい残暑の日でしたが、上野恩賜公園のイチョウの木には銀杏の実が成っていました。
秋の気配を感じました。
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