石徳ではお客様と一緒にこだわりのお墓づくりを進めてまいります。
これまでの事例の一部をお客様の声と一緒にご紹介いたします。
「庵治石細目極上」で建てる明るく解放感のあるお墓
石碑：香川県産庵治石細目極上
外柵：茨城県産青小目石
墓地探し
「本格的にお墓探しを始めたい」とのお問い合わせがあり、都内のご寺院を案内させていたきました。何度かご見学いただいた後、緑豊かな都心のご寺院に入檀をお決めになりました。
素材・デザイン
お施主様のご希望は「明るくて解放感のあるデザイン」「白い御影石」「和型」とのことでした。石種と外柵のデザインを変えたものをいくつかご提案させていただきました。
■完成予想図CG（フロア型）
■完成予想図CG（欄干型）
■完成予想図CG（駒寄型）
お寺様にもご確認いただき、最終的に下記のデザインに決定いたしました。
■完成予想図CG（石碑：香川県産庵治石細目極上 外柵：茨城県産青小目石 墓誌：スウェーデン産ファイングレイン）
周りとの調和や墓所全体の雰囲気作りも含めて石材店の役割だと考えております。末永く残っていくお檀家様のお墓だけに、お寺の格式にふさわしいお墓造りを意識しその役を担っていると心得ております。
石探し
石碑は香川県産庵治石細目極上のご注文をいただきましたので、今回もしっかりと検品をしてまいりました。その時の様子はこちら。
その後も検品の為何度か工場を訪れました。その時の様子はこちら。
最終的に今回も素晴らしい庵治石細目極上をお納めすることができそうです。
彫刻
彫刻前には必ず原稿作成をし、お施主様にご確認いただいております。原稿作成の際に必要な情報の一つとして「家紋」がございます。家紋にはそれぞれ名前が付けられておりますので、家紋の名称がお分かりになれは原稿作成は可能ですが、出来ましたら実際に現存している（ご本家のお墓やお仏壇、お位牌に既に彫られているものや、紋付に染付されているものなど）家紋の画像のご用意をお願いしております。
上の画像は実際にご用意いただいたもので、下の画像は家紋の名前でインターネット検索したものになります。
どちらも「丸に違い鷹の羽」という家紋ですが、羽の重なりが逆になっていたり、線の細さが違っていたり、時には線の数が違っていることもございます。
施工
まずは基礎工事です。
鉄筋は2段にし強度を高めました。
続いて据付工事です。
青いテープの部分に「正面」と書いてあります。これは、どの面を正面にして据えるかを指示したものです。1つの部品でも面によって模様の出方が違いますので、この指示は欠かすことのできない重要なものです。検品の段階で全ての面を確認しており、製品としての基準は満たしている部品ですが、その中でも更に1番綺麗に見える面が正面にくるよう都度チェックし指示しております。表からは見えない部分の石まで指示するので職人さん達は辟易していると思いますが、この作業なくして完成はあり得ないと思っております。
完成
明るく開放感のあるお墓が完成いたしました。こちらの場所は南向き且つ広い参道に面しており、お施主様も「この場所が空いていて、ご縁があって良かった」と仰っておりました。お墓の出来栄えにも「想像していたより良くできている、故人も喜んでいると思う」とのお言葉をいただきました。入口にはツツジを配し、春になればお施主様のご希望である赤い花を咲かれてくれることと思います。お墓を建てる際、石選びはもちろんの事、「いい場所とのご縁」の重要性を改めて感じました。
