石徳ではお客様と一緒にこだわりのお墓づくりを進めてまいります。
これまでの事例の一部をお客様の声と一緒にご紹介いたします。
お洒落で温和な故人を連想する
デザインと素材
墓石・外柵:南アフリカ産 BBブラウン
墓地探し
「自宅から近くて、電車の乗り換えがなく、最寄駅からなるべく近いところを探してください。」とのご依頼でした。郊外の霊園を見学したが、「新しくて綺麗だが、どことなく不自然さや味気なさを感じて決めかねている」とお伺いし、「歴史あるお寺のお墓でも、開放感のある墓地も都内にございますよ」とお伝えし、後日資料が揃いましたらお届けする旨お伝えした。
お届け資料の中から、御見学希望墓地がありとのお電話をいただき、現地をご案内しました。お寺の奥様が直々にご案内下さる中、早々と墓地をお決めいただきました。「墓地全体が開放感があり、広々としているが、霊園のように人工的に造られた感じがしない。歴史を感じるお墓がたくさんあり、風景との調和が感じられる」とのことでした。
墓石の材質とデザイン選び
故人は会社社長で、お洒落な人物だったので、そのようなイメージの石材の色と墓石デザインが望ましいとのこと。
珍しい茶色系の南アフリカ産の石材をお選びいただきました。
墓石のデザインは、従来の和型が希望だが、石材の色を考えて派手にならず、さりげなく引き立つデザインをとのこと。
石見本と同時に、同石種の建墓済み写真をご覧いただき、完成時の色をイメージしていただきました。
3D線画と3Dコンピューターグラフィックの完成予想デザインを作成し、墓石のデザインをお客様と一緒に考えました。
制作過程
石材は自然素材の為、切った面が全部同じ石目(模様)ではありません。同じ山の採掘場から切り出した原石でも、時期により石目に流れなどが出やすいときがあります。まさにこの時期でした。
下記写真のように相当な原石を切っては捨て、切っては捨てしました。
結果、手持ちの原石を使い果たしましたが、一組の墓石になりませんでした。
そこで、お客様の御納骨が、ご契約納期の4ヶ月後であることから、御施主様に納期延長の許可をいただき、各方面から原石を集め制作いたしました。弊社創業以来初の納期延長となりました。
しかし、納得行くまでやらせていただきましたので、良いものができたと思っております。
お客様から
御見学から、完成引渡し時まで、御子息様をはじめ会社の社員の皆様が口々に、「社長が着ていたスーツの色合いに似た石が見つかって良かった。社長のイメージにピッタリ」「温和な人柄だったから、石の角を丸く面取りして、優しい感じ」「周囲の墓石より太く、どっしりしていて良い」などとお話しいただきました。