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2017/8/21 投稿

日本の代表的な黒御影「浮金石」採石場

福島県郡山市の黒石山から採れる「浮金石」採石場に行って参りました。
「浮金石」は日本国内で産出される黒系墓石材では最高級ランクと言われ、黒地の中に、金粉を散りばめたかのような美しさを持ち、金色の模様が「浮いているようにみえる」ことから、「浮金石」と名付けられたと言われています。

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「浮金石」は標高約860mの所で採掘されていて、冬の期間は氷点下20℃になり燃料が凍って採掘できないため、半年で1年分を採掘しているとのことです。

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「浮金石」と言えば「傷が無い方が珍しい」と言われていましたが、それは元々傷が多い山で、火薬で出そうと思っても傷が引っかかり出てこないので、火薬を強くし無理やり出していたため発破傷が出ていました。現在はワイヤーソーに変えたため、大きな原石も採ることができ、常に先行して石を切っておいて、大きいまま磨き傷を確認して、刻んでおくという2重の手間を掛けているので、傷はほとんどなく、後から出たという話も無いそうです。

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こちらは山頂です。福島の中で一番高い所で採掘しています。吹雪石や東山みかげの山々が見え、まさに「てっぺんで採っている石」です。

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有名な建築物では現天皇ご成婚記念の噴水などに使用されています。関西ではほぼお目にかかることのない黒御影の墓石が関東に多いのは,この石が福島に存在したためと言われています。採掘元の方は、「日本全体が白御影で、「浮金石」はたまたま巨大な黒玉だったと思ってください。」と仰っていました。大変稀少な「浮金石」にご興味がございましたら、「石徳」をご用命ください。

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