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宮城県丸森町にある「磐梯みかげ」の採石場に行って参りました。
「磐梯御影」は、宮城県産出の花崗岩で、青味が美しいのが特徴です。「磐梯御影」と「吾妻御影」は、丸森町から福島の梁川町へ向かう山中の、阿武隈川の南岸で掘されており、「吾妻御影」の丁場から数百メートルのところから「磐梯御影」が産出します。青味の強い石質で、吾妻御影と一続きの丁場です。
見学の前に地元の喫茶店で人気のエビフライ定食をいただきました。

「磐梯みかげ」はワイヤーソーを使い、採掘を行います。広大な工場では採石量も多い分、運搬する原石の量も膨大になります。その為大型のショベルカーとダンプカーを使用する必要があります。

採掘した原石の全てが墓石として使用可能ではなく、原石の時点で傷や石目のムラなどを確認して厳選します。使用できないものは写真下のようにまとめて保管されます。

写真下の重機は原石を運ぶダンプカーです。ご覧の通り、タイヤが人間より大きいところからダンプカーの大きさと、いかに大量の原石を運ぶ必要があるかをご想像いただければと存じます。

福田元総理のお墓に使っている吾妻みかげと同じ山で採れる「磐梯みかげ」にご興味がございましたら、「石徳」をご用命ください。

福島県郡山市の黒石山から採れる「深山ふぶき」の採石場に行って参りました。
標高約450mの所で採掘されていて、奥深い山で採掘されていることから「深山」と名付けられた「深山ふぶき」は濃い青色の花崗岩です。その濃紺に吹雪のように白い模様がちりばめられているのが特徴です。

写真下の池は雨が貯まって出来たものです。採掘をする前にポンプで排水する必要がありますが、冬は池が凍結してしまうため、そもそも作業が出来なくなってしまうそうです。

採掘の方から、マグロで例えば最高級の大トロに値する「深山ふぶき」の原石を見せていただきました。良い原石はムラがなく、洗礼された美しさがあります。このサイズで良質な原石を採掘するのは非常に時間がかかることを知り、採掘元の方々の熱い想いを感じました。

原石の重さは数トン以上にもなり、人力で運ぶことは出来ないため運搬用の大型車を使用します。写真の通り、人と比べると圧倒的迫力があります。

その名の通り奥深い山から採れる、濃い青みの中に吹雪のような白色模様が神秘的な「深山ふぶき石」にご興味がございましたら、「石徳」をご用命ください。

福島県郡山市の黒石山から採れる「浮金石」採石場に行って参りました。
「浮金石」は日本国内で産出される黒系墓石材では最高級ランクと言われ、黒地の中に、金粉を散りばめたかのような美しさを持ち、金色の模様が「浮いているようにみえる」ことから、「浮金石」と名付けられたと言われています。

「浮金石」は採掘できる期間が短いのが特徴の1つです。標高約860mの所で採掘されていて、冬の期間は氷点下20℃になり燃料が凍って採掘できないため、半年で1年分を採掘するだけではなく、採掘できる期間中も雨が降ってしまえば作業を中断する必要があるという限られた時間で採掘するとのことです。

「浮金石」の採掘は火薬を使ったり、ジェットバーナーを使用する方法を試していました。しかし、火薬を使用すると傷が多く出たり、ジェットバーナーを使用しても鉄分の多い「浮金石」は断面が溶岩のように溶けてうまく剥離することが出来なかった為、現在ではワイヤーソーを採用して、大きな原石も採ることができるようになったそうです。
※「ジェットバーナー」…長い筒状の物で、灯油と空気を使用し、約1200℃の炎で少しずつ石を焼き切っていく道具です。

写真下のワイヤーソーでは15m程度の石の断面を切断するのに約1週間程度かかるそうです。

写真下の石の断面に白い直線のようなものがありますが、これは自然にガスが膨張して出来た亀裂とのことです。

有名な建築物では現天皇ご成婚記念の噴水などに使用されています。関西ではほぼお目にかかることのない黒御影の墓石が関東に多いのは,この石が福島に存在したためと言われています。大変稀少な「浮金石」にご興味がございましたら、「石徳」をご用命ください。

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