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2022/9/20 投稿

秋のお彼岸

9月20日は彼岸の入りです。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、朝晩の空気が徐々にひんやりとしてきたように感じます。
「彼岸」というのは仏様がいる「極楽浄土」を表す言葉で、サンスクリット語の「パーラミタ(波羅蜜多)」という言葉に由来しているそうです。元々仏教的な意味合いの強い言葉ですが、現在ではお墓参りに行ったりお仏壇にお供えをしたり、ご先祖様を供養する時期として一般的となりました。そしてこの時期に咲く花と言えば「彼岸花」です。彼岸花は種子を作らず増えていく三倍体で、まっすぐに伸びる緑の茎と色鮮やかな花が特徴です。出入りのお寺様にも彼岸花が咲いておりました。

彼岸花には強い毒性があり、モグラやネズミ、野犬避けとして、田んぼの畦道や堤防などに植えられること多かったそうです。今もその名残が残っており、そのような所で多く見られます。またお寺や墓地でよく見かけるのも、昔は土葬だったため、埋葬したご遺体を害獣から守る意味合いもあったと言われております。毒性があったり墓地に植えられていたりと、なんとなく怖いイメージのあるお花ですが、大切な作物やお墓を守ってくれるありがたいお花なのです。

茨城県桜川市にある丁場へ行ってまいりました。

「長寿の石」の名で知られているこちらの石材は、国産の白御影石を代表する銘石です。墓石の他、建築材としても幅広く使用されており、欠かせない石材の一つです。その特徴は美しい光沢と白玉。また青味がかった石目から、弊社では「青小目石」としてご紹介させていただいております。長尺の原石も確保でき、外柵にも石碑にも用いることのできる石材ですが、近年の燃料高騰の煽りを受け、値上がりが決まったとのこと。さらに、後継者不足も心配されています。山の仕事は危険と隣り合わせな上、掘り進めてもいい原石に当たる保証はないので、発注元の希望に合う石が出るまで掘り続けなければならないそうです。とても根気のいる作業です。

このような問題から、あと5~10年の内には丁場を閉鎖してしまう山も出てくるのでは、とのこと。これまで皆様に高品質かつ安定した価格でご紹介出来ておりましたが、今後はどうなるか分からない状況となってしまいそうです。残念なことではありますが、山の皆さんの事情もよく分かります。貴重なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました。

帰り道、東京では味わえない「爆弾ハンバーグ」をいただきました。

2022/9/5 投稿

今話題の鎌倉へ

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響もあり、鎌倉はいつにも増して盛り上がっております。
北鎌倉にある「建長寺」「明月院」に行ってまいりました。

「建長寺」は鎌倉幕府五代執権北条時頼が建立した臨済宗の寺院です。

建長寺のご本尊は地蔵菩薩。禅宗としては珍しいですが、これは建長寺が建てられた場所が元々処刑場であったため、処刑された罪人の魂を救済すべく地蔵菩薩をご本尊にしたそうです。
創建当初から残る鐘楼は国宝に指定されており、日本で最も古い梵鐘です。
他にも「山門」「仏殿」「法堂」「唐門」など、国の重要文化財に指定されている建造物が多く残っており、歴史の古さを感じます。
▼山門

▼鐘楼

▼法堂

毎年7月には、源頼朝に仕えた武将梶原景時の霊を弔う施餓鬼会が開かれるそうです。

こちらは明月院です。
明月院は臨済宗建長寺派の寺院で、境内に北条時頼の墓所があります。境内は国の重要文化財に指定されており、紫陽花、花菖蒲、紅葉など、四季折々美しい景色を見ることができます。

▼北条時頼公墓所

北鎌倉の辺りは鎌倉駅周辺に比べるとあまり人もおらず、静かにゆったりと散策することができました。

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