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特別展「古代メキシコーマヤ、アステカ、テオティワカン」
東京国立博物館で開催中の特別展「古代メキシコ―マヤ、アステカ、テオティワカン」に行ってまいりました。
古代メキシコ文明の中でも代表的な3つの文明に焦点をあてた今回の特別展には、メキシコ国内とアメリカ以外で初公開となるマヤ文明の「赤の女王」をはじめ、古代の文化や信仰を今に伝える出土品約140件が来日。
歴史、文化、人々の営み、儀礼など、幅広い内容の上、全作品の撮影OK(動画はNG)。貴重な文化財を間近で見られる感動の体験でした。
▼アステカ文明 夜空の石板
▼テオティワカン文明 死のディスク石彫
▼テオティワカン文明 香炉
▼サポテカ文明 人形骨壺
▼マヤ文明 赤の女王
▼アステカ文明 鷲の戦士像
前1200年頃から広範な地域に栄え、暦や文字など高度な知識を有する王や貴族が中心となって、交易と戦争を繰り広げたマヤ文明。
1325年に首都テノチティトラン(現メキシコシティ)を築き、軍事力と貢納制度を背景に繁栄を謳歌したアステカ文明。
前1世紀から後6世紀までメキシコ中央高原に栄え、「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」「羽毛の蛇ピラミッド」を擁する巨大な計画都市を築いたテオティワカン文明。
なぜ天文学や暦法、文字が発達し高度な技術力を持った文明が生まれ滅んだのか、今もなお発掘調査が進められており考古学の奥深さを感じました。また、太古の昔から人々は家族や仲間の死を嘆き悲しみ、手厚く供養していたことが感じ取れ、改めて葬送文化の大切さを学んだような気がしました。
厄除けの花?
今年も出入りのお寺様では紫陽花がきれいに花を咲かせておりました。
憂鬱な梅雨時期を鮮やかに彩ってくれる紫陽花。花の色が変わることから「八仙花」や「七変化」とも呼ばれています。そして6月にだけ行う紫陽花を使った厄除けが昔から伝えられています。それは紫陽花を逆さにして軒下などに吊るすというもの(方法は色々あるようですが)。紫陽花は実は有毒植物なのだそうです。誤って口にすると嘔吐やめまいなどの症状が出るといいます。その毒性で厄を払おうと言うことなのかもしれません。
ジメジメとして気が滅入ることも多い梅雨ですが、雨を受けてこそ綺麗に咲く紫陽花を見て、少しでも明るい気持ちで過ごしたいです。
高松出張の合間に
先日出張で香川県高松市に行ってまいりました。
仕事の合間に高松市の名所を回り、束の間の観光気分を味わいました。
▼イサムノグチ庭園美術館(付近)
イサムノグチは20世紀を代表する彫刻家として知られております。そして、国内最高級石材である庵治石を使った作品を多数残しています。1956年、初めて庵治石の産地である香川県の牟礼町を訪れたノグチは、1969年からは五剣山と屋島の間にあるこの地にアトリエと住居を構え、以降20年余りの間、NYを往き来しながら石の作家である和泉正敏をパートナーに制作に励みました。残念ながら館内は撮影禁止でしたが、入り口付近にも庵治の自然石が贅沢に使われておりました。
▼洲崎寺
こちらは高松市牟礼町にある洲崎寺です。平安時代初期の大同年間(806年~810年)に弘法大師空海により創建された高野山真言宗の寺院です。
古くから屋島の合戦で源義経の身代わりとなって討ち死にした佐藤継信の菩提寺、源平合戦ゆかりの寺として有名です。また境内には、屋島・壇ノ浦の戦いを表現した枯山水庭園「源平の庭」が作庭されており、苔と石により屋島・赤牛崎・五剣山といった場所や舟かくし、扇の的など屋島の戦いの姿に見立てられています。
▼讃岐東照宮 屋島神社
高松市屋島にある屋島神社です。
屋島と言えば、源平合戦で有名な場所ですが、こちらは徳川家康公をお祀りしている東照宮です。明治に入り「冠嶽神社」に改称、その数年後に「屋島神社」へと改称し、今に至っています。
慶安4年(1651年)、初代高松藩主・松平頼重が、香川郡宮脇村の本門寿院境内に東照大権現(徳川家康)の神廟(東照宮)を建立したのが始まりの屋島神社。山王権現としても尊崇され、文化12年(1815年)、8代高松藩主・松平頼儀が屋島南嶺の南麓に移しています。
▼わら家
香川県と言えば讃岐うどんは欠かせません。藁ぶき屋根の古民家が特徴の「わら家」さんで讃岐うどんをいただきました。
台風の影響で大荒れの天候が予想されましたが、何とか雨に降られずに市内を巡ることが出来ました。次回は仕事ではなく、じっくりと名所を回ってみたいものです。
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