東京都内のお墓・霊園・寺院墓地情報の紹介
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髙林寺は、東京都文京区にある、曹洞宗系の禅宗寺院です。
境内のお墓には古くからの墓石や石仏も多く残っており、霊園墓地には無い伝統や風格さえをも感じられます。
また、墓地内は東京都内の都心文京区とは思えないほど広々として日当たり良好です。
髙林寺は元禄四年(1691)五代将軍徳川綱吉の命により、徳川将軍家の武運長久の祈願寺として創建されました。伽藍が整い、学寮もあり土塀をめぐらした江戸時代の名刹でした。当時、今のＪＲ御茶ノ水駅（東京都千代田区神田駿河台）周辺一体にあり（現在の場所へは明暦の大火後移転）その境内の一角より涌き水が出ておりました。
三代将軍徳川家光がたまたま鷹狩で立寄り、その水でお茶を立てたところ大変おいしくお気に入りなられ、その涌き水を「御茶ノ水」と名づけ将軍専用のお水となり、その涌き水が出ていた当寺に「御茶ノ水　髙林寺」と名づけられました。今でもその話を語り継ぐ史跡として御茶ノ水橋の交番横に静かに涌き水（現在は水道水）が時を刻み、隣には石碑がたたずんでおります。
墓地内には歴史上の偉人、江戸末期のお医者様（蘭医）で「適塾」を設け門下生として、大村益次郎や橋本左内、大島圭介、福沢諭吉などを育てた「緒方洪庵」のお墓や、歌人アララギ派の「岡麓」のお墓もあり文京区指定史跡とされております。