石徳ではお客様と一緒にこだわりのお墓づくりを進めてまいります。
これまでの事例の一部をお客様の声と一緒にご紹介いたします。
2年越しに完成した本小松の寺族墓
石碑:神奈川県産本小松石
ご依頼
緑あふれるお寺様のご住職より、先代ご住職様の十三回忌に向けて「歴代ご住職様のお墓」と「ご家族様が眠る寺族墓」の建墓と改修工事のご依頼を承りました。
完成イメージ
今回の建墓・改修工事にあたり、まずは完成予想図を作成し、出来上がりのイメージをご確認いただきました。
■完成予想図CG右側
■完成予想図CG左側
丸い卵型のお石塔は「無縫塔(むほうとう)」と言い、お坊様のお墓として建てられるお石塔です。
上記は、墓所に点在していた歴代ご住職のお墓とご家族のお墓を、この敷地に移転することを表したCG図です。
間口:約25尺 奥行:約14尺という大きな敷地に、どなたのお墓をどのように移設するか、また新しく建てるお墓はどのようなデザインにするか、このCG図を基にお打合せを行いました。
デザイン
このCG図の左あたりに配置されているキューブ状のお墓は、今回新しく建墓することになった寺族のお墓です。
材質は、神奈川県産本小松石を希望されており、この後、石を探しに何度もご住職と真鶴を訪れることになります。
その時の様子はこちら
外柵も新たに作成することになりました。
素材
2015年12月から素材探しを開始し、山石屋さんから度々連絡を貰うも、なかなか良い石に巡り合うことが出来ませんでした。
最終的に「この石なら!」と自信を持ってお勧めできる原石を見つけられたのは、2016年の終わりに差し掛かった頃でした。
その時の様子はこちら
ご住職も辛抱強くお待ちくださり、やっと納得のいくものを提案することが出来ました。
山石屋さんによると、これ以上大きなブロックはそうそう採れない、とのこと。
正面文字は先代のご住職が書かれた「南無阿弥陀仏」の文字を使わせていただきました。
2年も待った貴重な石材です。失敗は出来ません。プロの職人が何度も余材に試し彫りをしてから、本番に挑みました。
基礎施工
■施工前の写真
まずは基礎工事です。
敷地内に建っているお墓を、移設に備え全て解体撤去します。
全て撤去し、更地にします。
石を敷き詰め強度を確保し、型枠の中にコンクリートを流し込みます。
基礎工事が完了しました。
施工
続いて据付工事です。
少しずつ外柵が出来上がっていきます。
欄干の据付が完了しました。
続いて、一旦撤去していたお石塔を配置します。
敷石を敷いていきます。
本小松石のお石塔を設置する準備をします。
完成
周りのお塔婆やお墓と比べると、この敷地が如何に広いかが見て取れます。
ご住職には「こんなに手を尽くすことはもう無いだろう、壮大なお墓が出来た」とご満足いただけました。
お檀家様の為に尽くされた歴代のご住職様やそのご家族が、安らかに眠る場所をご用意するお手伝いが出来たことに感謝いたします。