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寿仙院は、東京都台東区西浅草にある、日蓮宗の寺院です。寿仙院へのお墓参りは「浅草」「田原町」「入谷」の各駅から徒歩圏内でありながら、緑や花の美しい寺院墓地です。
寿仙院は、慶長8年（1603）仙林坊日惶上人により、現在の日本橋小伝馬町に創建されました。当初は、法華経弘通の道場、常楽寺の塔頭寺院として、常楽 院日経上人により開山されました。日経上人はその他にも江戸に五十ヶ寺もの寺院を創建し、寿仙院はその一ヶ寺となっています。
明暦の大火(1657)により現在地に移転、再興した際、時の住職、寿仙院日好上人により『寿福仙永』を願う寺院として、寿仙院と改められました。
日好上人は当山中興の住職でもあり、延宝5年(1677)当時に存在した鐘には【寺内安全】、檀信徒の【利益無窮】を祈念したものが【師範僧 寿仙院日好】の御名と共に刻まれ、【浅草田圃のお寺さん】として親しまれました。昭和27年（1952）日蓮宗総本山・身延山久遠寺から下賜された木材に よって、現在の本堂が建立。平成元年（1989）には外塀大改修を行い、現在に至っております。